夏味(キュウリ)

【日有研】
【特長】べと病、うどんこ病に強い品種。バテシラズ2号由来。節生り性は少なく、側枝着果品種。果長20cm。耐暑性強い。
【播種】4中〜5上。栃木県那須で5月中旬、5月下旬、7月初旬に播種。
【栽培】播種後約20日、本葉3.5枚程度で、株間60cmの植え穴にボカシを一握り入れ定植。キュウリパイプを利用。追肥は収穫開始前と最盛期の2回。成長に従い、随時側枝の2葉摘芯を繰り返す。主枝は15〜20節で摘芯し、孫蔓の成長を促す。収穫はほぼ毎日した方が良い。
【採種】気に入る母本を何本か選び、初期のみ青果として収穫し、その後は収穫を中止。採取用の果実は果皮が完全に黄変してから収穫し、10日程度追熟する。果実を縦半分に切り、スプーンなどで種を取りだした後、発泡スチロールなどの容器の中で半日から1日放置、その後、水洗いして天日乾燥する。
【出典】戸松正(栃木県那須烏山市・帰農志塾)「種から育てよう67」,日有研『土と健康』2009年4・5月号,No.406,p.26.