極早生乙女西瓜

【野口種苗】
【特長】赤肉小玉の極早生西瓜。開花後25日前後で完熟する。やや腰高の高球形。果重、約2kg。種を煎って食用にする国も多い。
【来歴】赤肉大玉の旭大和と、黄肉小玉の嘉宝を交配して固定。
【播種】直播きは4月下旬から。育苗の場合は3、4月播き。畝幅180cm×株間120cmに、1ヶ所3粒ずつ点播き。覆土は1〜2cm。嫌光性種子なので確実に覆土する。発芽適温25℃〜30℃。
【栽培】アフリカ砂漠原産なので高温乾燥を好む。着果後は毛ぶるい期まで果に雨よけすると落果が防げる。連作は病気が出るので6年以上作付けを空けるか、干瓢に接木する。生育適温、25〜35℃。
【収穫】盛夏。着果(受粉)後、晴天1ヶ月以内で完熟する。
【採種】完熟果を1週間追熟させ網の上で水洗いし天日乾燥する(普通は完熟した物を食べて種を吐き出し、水洗いした後天日乾燥する)。よく乾燥し、お茶の缶に乾燥剤とともに入れ冷蔵庫に。
【種子の性質】種子寿命、4年以上(長命種子の代表で、寿命10年とも)。休眠期、西瓜種子は採種後しばらく休眠を表わすことがある。