ステラミニトマト

野口種苗
【特長】1992年にタカヤマシードが発表した、貴重な固定種ミニトマト。裂果が少なく、甘くて美味しい、有支柱型のミニトマト。赤く豊円形の果実は肉厚く、果重15g位。糖度8以上と甘い。1段果房で10〜12果、4〜6段では20果位着果する。生食に向く。
【播種】温床3月、直播4月下旬以降。発芽適温25〜28度。苗作りは浅箱に条播き。条間隔6cm。種の間隔2cm位。タネの厚みの2、3倍覆土し、発芽まで乾かさぬこと。
【収穫】露地栽培では夏〜秋。ハウス栽培では周年。
【栽培】箱播きした小苗をポットに移し、晩霜の心配がなくなったら露地に定植。生育適温20度〜25度。高糖度のトマトを作るには、雨よけなどして乾燥気味に管理し水分を控える。チッソが多すぎると樹勢が旺盛となり暴れやすい。あまり高温多湿でなければ、露地栽培も可。ハウスでの抑制栽培、促成栽培にも広範囲に適応する。
【採種】完熟果からタネをもみ出し、ポリ袋などに入れて2、3日発酵させ(途中水を入れると発芽してしまうので注意)、水洗して沈んだ種を新聞紙に広げて半日陽に干し、日陰で充分乾燥させる。
【種子の性質】種子寿命、長命種子の部類(4年以上)。休眠なし。種子保存法、よく乾燥させ、紙袋に包み、低温低湿度の環境で保管する。