魁(ピーマン)

【野口種苗】
【特長】カリフォルニアワンダーをウィルスに強く改良。果重60g前後の早生の大型ピーマン。果肉厚く光沢ある濃緑色。果実の揃いも良い。
【来歴】トウガラシ類は南米原産。天正11年にポルトガル船が日本に伝えたという。ベル型のピーマンは、明治初期に欧米より導入。
【播種】温床育苗では1月下旬から。直播きの場合5月以後。光線が当たらず、多少温度変化があったほうが良い。種が隠れ、発芽までの2週間湿度がとれる程度に覆土する。発芽適温20〜30℃。
【栽培】露地への定植・播種は地温が18℃以上と、充分温かくなってから。土壌病害である青枯病や立枯性疫病には弱いので、同じナス科野菜との連作を避ける。生育適温は最低10℃以上。
【収穫】夏から秋。
【採種】1株あたり5、6個の良果を選び、赤くなった完熟果を収穫後数日追熟し、切り開いて種を出す。水洗いはしない。褐色や黒い種があったら取り除く。よく自然乾燥したら低温低湿度の場所に保管。
【種子の性質】種子寿命、常温で約4年。休眠期、なし。