コーネル619(セロリ)

野口種苗
【特長】南欧西アジア原産。食用は17世紀イタリアから。本種はアメリカ、コーネル大学が育成したコーネル619から日東農産種苗が改良育成。日本の気候に適応した黄色系と緑系の中間品種の中生コーネル619の改良系。肉厚ですじが少ない。1株2kg、草丈40〜50cm。播種から収穫までは長く、4ヶ月を要する。
【播種】一般地5、6月。発芽適温、13〜15℃。高温乾燥では発芽しない。同じセリ科の人参に準ずる方法で、覆土せず新聞紙をかけ、濡らしておくと良い。好光性。
【収穫】9〜10月。
【栽培】生育適温、12〜24℃(18℃前後)。立枯れ病に弱いので、発芽前オーソサイド粉衣し無菌の用土に箱まき。涼しい場所で育苗する。本葉5、6枚で株間15cmぐらいに定植する(深植えしないこと)。
【採種】最良の株を越冬させ、トウ立ちさせた枝に白い傘のような花が咲く。完熟したら刈り取り、日陰で2週間以上乾燥させる。充分乾燥し、お茶の缶に入れ低温低湿度で保存する。
【種子の性質】種子寿命、5年(低温低湿度の好条件下で)。採種後2、3ヶ月の休眠期がある。