クレムソン(オクラ)

【野口種苗】
【特長】7、8角で草丈90〜150cm。2mにも。栽培容易で曲がり少なく揃いが良い。長さ7、8cmで収穫する。高性で収穫期長く、着果も多、家庭菜園用品種。葉は掌状、花は5弁の純黄色で観賞しても楽しめる。油炒め、軽く湯がくなどしてサラダ、和え物など。また鋤焼、糠漬にも。ぬめりは食物繊維、コレステロールを減らす。
【播種】地温が上昇する5月頃から直播きにする。硬実なので一昼夜水に漬け、畝間90cmくらい、30〜40cm間隔に3〜5粒ずつ点播。覆土、1cmぐらい。発芽後間引いて1本立に。発芽適温25〜30℃。オクラは直根性(ゴボウ根)。根が途中で傷付くと生育が止まるため移植を嫌う。ハウス育苗のポット苗を露地に定植する場合は、根を傷つけぬよう、本葉3、4枚以内の若苗で植える。間引きの際も、根を傷めぬよう、引き抜かず鋏で切り取る。
【収穫】7〜10月頃まで。
【栽培】肥料は元肥に堆肥、過リン酸石灰、草木灰など。窒素質肥料は控えめ。生育適温15〜35℃。気温10℃以下では生育しない。高温には強いが低温には極めて弱い。
【採種】下の方の充実した実数本を完熟させる(下の莢を完熟させても上に成り続ける)。完熟し、枯れたらよく乾燥させ、莢から外す(硬いので、袋に入れてゴム底の靴で踏み割るとよい)。冷蔵庫など低温低湿度の場所で保存する。
【種子の性質】種子寿命、低温低湿度で貯蔵すれば5年程度。休眠、完全に乾燥させるとすぐ芽生えるので休眠期は無いようだ。