まずは土のこと

まず最初に、土はどうしたら良いのだろう? という疑問からとりかかることに。
市販の園芸用土ってのは、やっぱしケミカルが入っているのだろうか。化学的につくられたものをいっさい使わないつもりであれば、どうすればよいのだろう。
そういうことを調べてみると、だいたい次のようなことがわかる。
ベースになる土はどうやらそのあたりでよく売っている園芸用土で良いらしい。しかしそこに肥料を施す必要があるわけだ。
種まきもしくは苗の移植以前に土のなかに入れておく元肥と、作物の出来をよくするために途中で追加する追肥とにわけられる。
ふむふむ。
肥料には、牛糞などを原料にした有機質肥料と、例の「窒素・リン酸・カリ」を適度に配合した化成肥料があると。どちらもやっぱり園芸ショップでふつうに売っているらしい。
で、有機質肥料は植物が取り込める形になるためには、十分な発酵と分解が必要なので、速効性はないのだそうだ。化成肥料は逆に速効性があると。
だから一般に元肥には有機質肥料を、追肥には化成肥料を使うそうな。
ふむふむ。
当然、化成肥料は使わないわけ。
で、有機質肥料は発酵済みのものを購入してくれば簡単だが、自分で堆肥をつくることもできる。
お、いいね。
で、またいろいろ調べてみると、堆肥づくりでよくあるのは、コンポスターというやつだね。
緑のバケツを伏せたようなもので、土に少し埋めて、生ゴミなどを入れていくやつ。そういえば、区役所でコンポスター購入助成をしていたはず。
いいね。
ところが、さらに詳しく調べていくと問題がある。
コンポスターにせよ、そこらあたりに積みあげてシートなどで覆っておく方法にせよ、堆肥を完全に発酵させるには、「切り返し」の手間や、臭いの問題があるらしい。
発酵を促進するための菌類を加えたりする方法もあるようだが、どうもぴんと来ない。
そこで探し回って出会ったのが、「みみずコンポスト」の存在だったのである。