中生(なかて)チンゲンサイ

【野口種苗】
【特長】中型でトウ立ち遅い。青梗菜。小白菜(パクチョイ)の中で青茎のもの。白茎のパクチョイは明治時代から日本に入り、体菜などに変化していたが青茎は珍しかったので、戦後の中国野菜の代表品種となった。やや大株になる中生(なかて)種。油炒め、煮物、鍋物、和え物、漬物、スープなどに。
【播種】春播き、4月中旬。秋播き、9月〜10月。発芽適温は、15℃〜20℃。タネが隠れる程度の深さにスジ蒔き、またはバラ蒔きして、通常タネの厚みの2〜3倍に覆土。
【収穫】春播き、5〜6月。秋播き、11〜12月。
【栽培】生育適温、10℃〜25℃。発芽後、適宜間引いて育てる。厳寒期はポリトンネル、酷暑期は寒冷紗等の利用で、周年栽培も可能。
【採種】菜類は自家不和合性なので複数株を用意する。菜の花を咲かせ、実がいったら刈り取り乾燥する。他の菜類と交雑し変化しやすいので隔離等充分注意する。
【種子の性質】種子寿命、一般菜類に準じ常温で2〜3年(やや長命の部類)。休眠期間は無い。よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に保存する。