エンドウ、ソラマメの定植

ベランダで育苗していた豆類の苗の定植。ベランダで越冬させるという手もあったかもしれないが、その間の水の管理、徒長の心配、等々あり、定植を選択。
畑のN師に話すと、霜で苗がやられるから、トンネルが必須とのこと。しかしネットで調べるとトンネルなしでも越冬できるとしているものもあり、迷うが、ここはN師の教えに従うことに。
カインズホームにトンネル資材を買いに行くと、パオパオ90のべたがけと、寒冷紗と、イワタニの長尺の不織布しかない。不織布を買うつもりだったが、イワタニは長尺過ぎる。店員さんに尋ねると、パオパオ90(これも不織布の一種)はトンネルは無理。破れるとのこと。寒冷紗はそもそも遮光と虫除けと思っていたのでその点も尋ねると、寒冷紗も防寒・防霜に有効とのこと。その言葉を信じ、少し高いが寒冷紗を購入した。
定植したとき気付いたこと。
1)今回、赤そら豆はプランターでスジ蒔きして育てていたが、これはダメ。タマネギはよかったが、今回は根が互いに絡み合い、さらにプランター底の網状マットの穴を通って伸びた根もあり、かなり根が切れた。きちんとポットで1粒ずつ育てるべき。
2)マルチ穴への定植のコツ。穴開け機は土もそのまま抜き取るが、根の長さにあわせてさらにヘラで深く掘る。苗の根を丁寧に穴に納めて、穴の周りに埋め戻す土を盛っておく。狙う高さよりもかなり高い位置に左手で苗を保持し、右手で周囲から土を穴に丁寧に落としていく。埋まったら圧力を掛ける。すると狙った高さ程度になる。さらに株元に土を寄せて、残りの土は最後に払いのければ良い。
3)定植後に水をやろうかどうしようか迷ったが、無しにする。明日雨が降る予報(降水量0mmだが)だし、寒冷紗で水を通すから後から水をやることもさほど難しくなかろうという判断。しかし帰り際に見ると苗が萎れていたので心配ではある。

エンドウ。4株。株間30cm。

河内一寸蚕豆。6株。株間40cm。

赤そら豆。18株(そのうち奥の2株はほとんど育っていない苗)。株間40cm。

ソラマメには黒いアブラムシが少し付いているものがあった。これは赤そら豆。

定植が済んだら、支柱を立てていく。210cmの支柱で、180cm幅の寒冷紗だから、片側25cm支柱を埋めれば寒冷紗の裾が10cm余る計算。支柱の間隔は1m程度で良いらしいが、余らせてもしょうがないので、均等になるように立てた。畝の長さが約15mで、支柱が15本だから、1mより若干狭い程度。
支柱を立てて、手前から見て高さをそろえるようにしたが、寒冷紗をかけながらでも調整は可能。

支柱が終わったら、寒冷紗を掛ける。パッカーという名前の洗濯ばさみみたいな道具で端だけ留めて、支柱の頂点が寒冷紗の幅の中央に来るように気をつけながら、掛けていくだけ。寒冷紗がそれほど重くないので難しくはない。一通り掛けたら、裾の余りの長さに気をつけながら、支柱1本ずつパッカーで留めていく。今回は、終端の支柱だけ裾もパッカーで留めたが、ほかは頂点の1ヶ所のみ。裾の余りが足らなければ支柱を少し埋め込んでやる。最初から埋めすぎると裾が余りすぎるので、最初は支柱は浅めにしておくほうが良いということ。

終端の処理。始まりの方。

終端の処理。終わりの方。20mの長さだから5m分ロールが余っているが、切ったらもったいないので、そのままにする。